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Long Trail

アウトドアが好きで健康診断が苦手な山形県民の記録用ブログ

【金玉】逃げない美学(大朝日岳)

※20210911大朝日岳

 

前回の早池峰山から1週間。今回は山形が全国に誇る名峰、日本百名山大朝日岳に登ってきました。

過去何度も登っていますが、初めて登った時は体力がなく、ヒイヒイ言いながら登頂したことを覚えています。それから時が経ち、今ではお手軽な山という感覚があります(もちろん登るコースによりますが)が、初めての登山が朝日連峰だった私は、その時に見えた最高峰の姿に憧れを覚え、今でも心のどこかで特別に感じている山でもあります。

 

今回は古寺鉱泉から。おそらくこの山のルートとしては、体力的に一番楽だと思います。KとA君と登ります。

 

 

ではでは早速行ってみましょう。

 

 

 

<行程>

古寺鉱泉→古寺山→小朝日岳大朝日岳(下山は来た道をピストン)

 

 

 

過去の大朝日岳朝日連峰の山の記事はこちらからどうぞ。

 

daic22.hatenablog.com

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豊かな山(古寺鉱泉→古寺山)

5:30 古寺鉱泉からスタートです。

シンボルだった写真に写っている朝陽館という宿泊施設が閉館したことに伴って、新たな拠点が整備され、駐車場も大きくなりました。(駐車場協力金1,000円)古寺案内センターという宿泊することができる綺麗な施設もできたので、遠方から来られる方の前泊場所として活用されているようです。

 

 

登り始めてすぐに現れる「合体の樹」。ブナとヒメコマツが成長段階で絡み合って、1本の樹のようになっています。このルートの名物です。

 

このルートは標高差1,200mほど。一気にグイっと標高を上げる場所はないので、周りを見ながらのんびり歩くことができます。

 

 

朝日の魅力は水が豊富なところにもあります。水が豊富なので、これだけ多くの命が芽吹く豊かな山になったんでしょうね。

 

 

周りの木々が背を低くするあたりまで登ってくると、月山や蔵王が見えます。(天気によっては鳥海山も)

山頂に行けば飯豊連峰も眺めることができます。

 

 

写真を撮るKとA君。景色に魅了されています。

 

 

最初のピークである古寺山まで来ると、今日の最終目的地である大朝日岳(写真奥)が鎮座している様子を見ることができます。

 

 

越えなければならない(古寺山→小朝日岳

 

7:15 古寺山(1,500m)に到着。

立派な山容の大朝日岳、そしてその肩に建つ小屋が見えました。

 

 

山深い自然の中にポツンと存在する小屋。あそこで迎える夜、そして朝は格別です。(今回は日帰りです、、、)

 

 

目的地に向かうには、まずは手前の小朝日岳を越えなければなりません。

厳密に言うとトラバースする道もあるので、「越えなければならない」という表現は適切ではないのかもしれませんが、私は踏めるピークは全て踏むというポリシーを持って山を歩いているので、「越えなければならない」のです。

目の前の困難に逃げない強い気持ちがこの世の中では大事です(大袈裟)。頑張ります。

 

 

振り返ると三角の尖がった山が見えます。

 

 

あの山は障子ヶ岳です。私が登山を始めた山で、特別な思い入れがある山です。

 

※障子ヶ岳の記事はこちらからどうぞ。

daic22.hatenablog.com

 

 

 

左の尖った障子ヶ岳と、右に見える高い山は有名な月山です。

 

※こちらは山は有名なので、他の方が書いている素晴らしい記事達を見た方が魅力が伝わると思いますが、一応私の記事も貼っておきますね。

daic22.hatenablog.com

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後ろの山たちに気を取られながらも着実に前進し、思ったよりも早く小朝日岳に到着です。

 

金玉と銀玉(小朝日岳大朝日岳

 

7:55 小朝日岳(1,647m)に到着。

当たり前ですが、小寺山から見た時よりも大朝日岳が近くに見えます。そりゃそうですよね、近付くために歩いてきているわけですから。ただそれはそうなんですが、自分の脚でこうして行きたいところまで歩いて行けることが嬉しいと感じます。

 

朝日岳から大朝日岳までの道は一度標高を下げて、熊越という場所を通過。そこから緩やかに標高を上げていきます。

 

 

この区間で一番の見どころはこの湧き水「銀玉水(ぎんぎょくすい)」ではないかと個人的には思っています。

朝日連峰は水が豊富」と前述しましたが、数ある水場の中でもこの銀玉水が一番おいしいと言われています。キンキンに冷えていてとても美味しいです。

 

 

ダイナミックな景観。下に小さく見える登山者が、そのダイナミックさを際立たせています。

もう9月なので、写真の谷には雪がありませんが、ここは夏あたりまで雪が残り、その形から「Y字雪渓」と呼ばれています。

 

 

こちらは振り返った小朝日岳。急な下りだったことが伝わるでしょうか。

急な下りだったということは、帰りは急な登りが待っているということです。覚悟しなければ、、、

 

 

息をのむ絶景。あまりの迫力に何度も足が止まります。

 

 

振り返ると、小朝日岳からの道がはっきり確認できます。

 

 

小屋付近まで来ると、もう一つの水場である「金玉水」が出ている場所が見えます。(写真の中央あたり)

これは「きんぎょくすい」と読みます。誰ですか、今変な言葉を言った人は。

 

大朝日岳の小屋の水場はさっきの銀玉水(片道約45分)とこの金玉水(片道約20分)のどちらかです。ちょっと気軽に行ける距離ではないので、小屋に着く前に十分に汲んでくることをお勧めします。

 

 

小屋からは10分程度で山頂に着きます。歩いてきた道に力をもらってラストスパート。

 

 

9:30 大朝日岳(1,870m)無事登頂しました。

1年3か月ぶりの大朝日岳。やはりこのルートであれば手軽に登ることができますね。

 

※この写真の左上の黄色いザックの方。山形県の登山者でInstagramをやっている方であれば誰もが知っている方だと思います。(〇〇クボさんです)

 

 

山頂から南方を見ると、まだ歩いたことがない祝瓶山方面の稜線にガスがかかり始めていました。この区間と、朝日連峰北端の以東岳から狐穴小屋までの区間はまだ歩けていないので、近いうちに行きたいです。

 

 

駆け足下山(下山)

 

小屋でカップ麺を食べながら休憩していたら、雨粒が落ちてきたので急いで下山することにしました。

 

 

帰りも小朝日岳はトラバースコースはもちろん使わず、しっかり登り返します。(疲れた)

 

朝日岳の後も、雨に降られたくなかったのでバタバタと下山しましたが、結局小屋の前で少し降られただけで、その後は全く雨は降らず、無駄に疲労した下山になりました。

 

 

 

まとめ

 

今回は、久しぶりにホームと言ってもいい大朝日岳に登ってきました。

紅葉も始まり、これから更に多くの登山者で賑わうでしょうから、このタイミングで行けて良かったです。(私は紅葉の良さがまだいまいち分からない幼稚な感性しか持ち合わせていないので、紅葉が見れなくても問題ありません。良いのか悪いのか、、、)

 

 

 

ではではまた山に行ったら更新します。

 

 

 
 
 
 
 
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