※20200802月山
まあ「つもりでした」で察しが付くかと思いますが、見事に寝坊しまして、起きたのが8時。もはや登り始めるにしても遅いくらいの時刻です。
私は過去に数回、同様の寝坊をしたことがありますが、そんな時、当初の山を断念し代わりに行くのが「月山」。日本百名山の一座に数えられながら、コースによっては2~3時間程度で登ることが出来る何とも素晴らしい山です。
この山が近くにあるというのは心強い。
ということで、寝坊時の強い味方「月山」行ってみましょう。
遅いスタート(姥沢駐車場→牛首)
11:15 姥沢駐車場を出発です。
天気は曇りですが、たまに雲の切れ間から青空が顔を出してくれます。
今回のスタート地点の姥沢駐車場から山頂まではコースタイムで3時間ほど。
リフトを使用することもできるのですが、団体客など人が沢山いそうなので自分の足で登ることにします。
月山は入山する際、環境美化協力金200円を払います。(写真中央の小屋に係の方がいます。)
ここを左に曲がるとリフトの駅があります。
最後の最後まで文明の利器を使うかどうか悩みましたが、駐車場で決めた弱い決意を何とか貫き、右に曲がりました。
暫くは樹林帯を歩きます。木道や階段など、整備が行き届いていて有難い。
樹林帯を抜けると正面に山頂が見える、はずなんですが、今日は雲の中です。
道は変わらず整備されていて、迷う心配はありません。
道の両脇には色んな花が咲いていて、曇り空でも退屈しません。
今度は石畳。
途中、残雪に足を滑らせて団体客のおじいさんが転んでいましたが、特に目立った危険箇所はありません。
怪しい天気(牛首→山頂)
12:30 牛首に到着。
牛首はリフトに乗って、姥ヶ岳経由で月山山頂を目指す人たちとの合流点です。
近くに座って休めるベンチもあり、多くの方が休憩していました。
この時間なので、おそらく皆さん、山頂から帰ってきた人たちでしょう。この日は多くの下山組とすれ違いました。
※今年の4月に姥ヶ山に行った時の記事はこちら。
牛首から山頂までは1時間程度。
もう少しで着くのですが、天気の方がだいぶ怪しい。レインウェアを着るほどではありませんが、雨もポツポツ降ってきました。
これ以上、天候が悪化しないことを、丁度良く現れたこの方にお願いします。
この日、最後の登りです。岩が濡れて滑りやすい。
最後の登りを終えると山頂まではもうすぐ。ほとんど標高差がない平行移動です。
因みに、写真にある山たちは真っ白な世界に飲み込まれて1つも見えませんでした。
この先が、、、
13:15 月山(1,984m)無事登頂しました。
丁度2時間でサクッと登頂。このお手軽さがいいですね。(晴れていれば景色もすごくいいです。)
※山頂で大学生3人組みが記念撮影をしていたので「3人で写ったらいいんじゃない?」と撮ってあげたら、何だかすごく喜んでくれました。(3人中2人、強風で帽子飛ばされてた。)
天気は何とかもっています。あのお地蔵様?パワーでしょうか。
山頂にある神社。鳥居の向こうは撮影禁止です。
フリーズドライの海老ピラフを食べて空腹を満たします。
山の景色とバーナーの音って相性良いですよね。お湯を沸かしたくてバーナーを使っているのに、いつまでも聞いていたくて、沸かないでほしい時があります。
雨より先に(山頂→姥沢駐車場)
14:30 腹も程よく膨れたところでそろそろ下山します。スタートが遅いのであまりゆっくりしていられません。
頂上小屋にはこんな張り紙が。
新型コロナウイルスの影響がこんなところにも出ているんですね。
下り始める手前、後ろ髪を引かれて振り返ります。
綺麗な三角形と神社が相まって、城のようにも見えます。
なお、私は短髪なので、後ろ髪を引かれることはまずないですね。(くだらない情報を失礼しました。)
相変わらずの白い世界。本格的に降り出す前には下山し終えたいですね。
花を愛でるには曇り空の方が良いのかもしれません。
普段、あまり花に目が留まらない私ですが、今日は何枚もカメラを向けました。
ここは行きでおじいさんが転倒していた箇所です。凍結していてかなり滑ります。
8月でも雪が残っていることからも分かるように、月山は日本有数の豪雪地帯で、雪が多過ぎて冬はスキー場をオープンできないという、何とも変わった場所です。
リフトの駅へ向かう道との分岐です。
本当に道迷いの要素を限りなく0に近付けている登山道だと感じました。
15:30 下山完了。お疲れ様でした。
まとめ
今回は寝坊が理由で月山を訪れましたが、寝坊の後悔を忘れられるような山行が出来て大変満足です。
天気は微妙でしたが、白い月山も、終わってみれば、それはそれで幻想的な雰囲気が良かったと思います。ただ、晴れた月山も知っているので、晴れの方が良いことはここに断言しておきます。
そして、月山にはまた来たいですが、寝坊きっかけではなく、ちゃんと予定したうえで来たいと思います。
ではでは、また山に行ったら更新します。