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Long Trail

アウトドアが好きで健康診断が苦手な山形県民の記録用ブログ

【品格】帽子はちゃんと被る(以東岳)

※20211009以東岳

 

前回の栗駒山登山(ハイキング?散歩?)から2週間。プライベートで結構バタバタしていたので山に行くことができず、ろくに運動しない日々を過ごしていました。栗駒山自体も大した活動量ではなかったので、実質、パノラマ銀座縦走から3週間はほぼ0運動。そんな時にKとA君から山のお誘いLINEをいただいたので、迷うことなく行くことにしました。

行先は以東岳朝日連峰北端にある日本二百名山です。朝日連峰の最高峰は当ブログでも何度か記事にしている大朝日岳ですが、この以東岳も人気が高く、山頂から見える「大朝日岳まで延びる縦走路」は一見の価値ありです。

過去、何度か登ったことがありますが、全て大鳥小屋(タキタロウ山荘)泊。今回は日帰り山行となるので、運動不足の体が(心が)最後まで無事なのかちょっと心配。

 

 

ではでは早速行ってみましょう。

 

 

 

<行程>

泡滝ダム大鳥池→オツボ峰→山頂(下山は来た道をピストン)

 

 

 

ブログを始めてから以東岳に行ったのは初めてで過去の記事はありませんので、朝日連峰の山々の記事は貼っておきます。

daic22.hatenablog.com

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体調不良(泡滝ダム大鳥池

 

早朝(というか深夜)に家に迎えに来てもらい、泡滝ダムまでおやすみなさい(本当に申し訳ございません。)

起きたら有難いことに無事到着していて、周りの登山者の中にはもう既に出発している人もしました。

 

私達もぼちぼち準備して、

6:15 登山開始。

 

泡滝ダムから大鳥池までは距離ベースで見て8~9割平坦。最後に「七曲り」という急登がありますが、それも長くは続かないので、大鳥池までは初心者でも気軽に自然の中を散歩できる良い道だと思います。ただし、今日の私は運動不足&寝起きで体が動かない&朝食に食べたドーナツ4つが原因と思われる猛烈な胃もたれにより、この良い道でさえ厳しい行程に感じています。

 

 

泡滝ダム-大鳥池間には45~60分おきに等間隔で橋が架かっていて、ペースを確認するのに役立ちます。

橋を渡っているのは私ですが、コンディションの悪さ(&元々の人間性)から、歩き方が酷い。帽子ちゃんと被れ!

 

 

橋を2本渡り終えると少しずつ傾斜が増してきます。

前を歩いていた大荷物の2人組に追いつき追い越すA君。今日、彼は調子がいいようです。置いていかれないように必死です。

 

 

ナナカマド。これを見るたびに熊が怖くなります。

「七曲り」は名前の通り、7回曲がる(往復で1カウント)と登りが落ち着きます。傾斜はある程度きついですが、直登ではないので体力的な消耗は少ないです。

 

 

 

熊、帽子(大鳥池→オツボ峰→山頂)

8:15 大鳥池に到着。久しぶりの大鳥小屋(タキタロウ山荘)、相変わらずいいところです。ちょっとザックを置いて休憩します。

※「タキタロウ」についてご存じない方もいるかと思うので簡単に説明すると、「タキタロウ」」とは大鳥池に生息していると云われている、「釣りキチ三平」にも登場した体長数mにもなる巨大魚です。(詳しくググってみてください。)

 

 

 

池の奥に見えるのが目指す以東岳です。遠いなー。その山頂付近にポツンと小屋が見えますが、あれは数年前に建て替えられて綺麗になった山頂避難小屋です。

これまで以東岳登山では大鳥小屋に宿泊していましたが、あちらも一度は泊まってみたい。ただ、大鳥小屋の「近くに水がジャブジャブ出ている安心感」は何物にも代えがたいものがあるので、今後、山頂避難小屋を選ぶ日が来るのか。(泡滝ダムからではなく、大朝日岳方面から以東岳に登れば山頂避難小屋が有力な選択肢になりそうです。)

 

 

こちらは小帽子山というらしい。日の光が当たっていて綺麗です。登山道はあるのかな。

 

 

こちらは化穴山かな?

少し風があり、リフレクションしきっていないのが残念。

 

 

数分間、水中を観察してみましたが、タキタロウはいませんでした。

 

 

8:45 大鳥小屋を後にします。

ここからは、①山頂に直登する「直登コース」と、②オツボ峰を経由する「周回コース」の2択がありますが、今回は②を選択。

①は池の南端まで岸?を歩き、そこから標高を上げます。②は池から三角峰というピークまで標高を一気に上げ、そこからオツボ峰を経由して山頂に至ります。何故②なのかと言いますと、以前①のコースを使った時、熊の糞を5か所くらいで見た+熊の臭いと気配がそこかしこからして、恐怖に震えながら歩いたという苦い経験があるからです。あれから、余程のことがない限り①は使わないと決意しました。(②が安全である保証はどこにもないことに、本記事を書いている時に気付きました、、、)

 

 

オツボ峰までは前半が樹林帯、ある程度登っていくと森林限界となり、見晴らしがよくなります。

 

 

絶好調のA君。完全に置いていかれました。ズームしてもこれくらい小さくしか写らない距離。

 

 

Kが後ろから抜かそうとするのでそれを阻止しながら前に進み、何とか景色がいい高さまで登ってきました。

 

 

山肌は秋の色をしています。

 

 

目指す山頂。まだ遠く感じるのはコンディションが悪いからでしょうか。

 

 

ぐったりしている私。帽子ちゃんと被れ!

 

 

オツボ峰への途中、三角峰(正確には三角峰直下)で休憩。写真は土に還ろうとしているK。

私は水分を摂り、少しだけ体調が良くなりました。

 

 

ここでお詫びなのですが、先ほどから出ている「オツボ峰」。正直言って、私、どこがそれなのか全くわかっておりません。似たようなピークが幾つもあり、見分けがついていません。ただ、登山道上にあるはずなので、登頂していることは間違いないはずです。

 

 

眼下に先程までいた大鳥池を望み、写真欲を駆り立てられます。(成果はなし)

体調も回復してきて気分が良いです。帽子ちゃんと被れ!

 

 

大鳥池は熊の毛皮に見えると言われています。見えますか?

 


11:00 以東岳(1,772m)無事登頂しました。

期待していた大朝日岳への主稜線は、オツボ峰(場所が分からない)の辺りで昇ってきた雲に飲み込まれて残念な景色となっており、写真はなし。

山頂では1時間くらい、休憩がてらおにぎりを食べたりしながら雲が抜けるのを待ちましたが、一向に状況は変わらないので諦めて下山しました。

これは以東岳に限らず全ての山に言えることですが、下山は目標を失っているのでめちゃくちゃ長かったです。下山完了後、GPSのログを見たら23kmほどでした。結構歩いたなという印象です。

 

お疲れ様でした。

 

 

 

まとめ

今回の山行で思ったことはただ1つ、「帽子はちゃんと被るべき」ということ。それだけです。人は内面が大事なのは間違いないですが、それを表すものとして外面があり、そうであることを分かっていながら帽子もちゃんと被れなかった自分は品がないなと、恥ずかしくなった山行でした。もっと山に相応しい品格を身に着けたいです。(どんなまとめだよ)

 

 

ではではまた山に行ったら更新します。

 

 
 
 
 
 
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