【岩迫】山に抱かれて(磐梯山)
※20210214磐梯山
前回の雁戸山から中0日、そう、次の日にまた山に来ました。
今回は久しぶりにKとA君と3人で登山です。
私とKは昨年、厳冬期の磐梯山に登りましたが、A君は初めて。そもそもA君は今シーズンから雪山デビューです。
今日もいい天気なので、最高の景色を楽しめると思います。
では早速行ってみましょう。
<行程>
裏磐梯スキー場→登山口→火口原→櫛ヶ峰分岐→弘法清水小屋→山頂→ピストンで下山※イエローフォールに寄り道
過去の磐梯山の記事はこちらからどうぞ。
- スキー場は登れない(裏磐梯スキー場→登山口)
- 山に抱かれて(登山口→火口原)
- Rock of Tengu(火口原→櫛ヶ峰分岐)
- 圧巻の景色(櫛ヶ峰分岐→弘法清水小屋)
- もうひと踏ん張り(弘法清水小屋→山頂)
- 登頂!(山頂)
- 急降下(山頂→イエローフォール)
- デキてる疑惑(イエローフォール→裏磐梯スキー場)
- まとめ
スキー場は登れない(裏磐梯スキー場→登山口)
8:15 登山開始。
今日もいい天気です。
今日は3人での登山。折角なので3人で歩いた方が良いかなと思い、最後尾で写真係に徹することとしました。
いつもはスキー場の西端を登っていくのですが、今回はゲレンデの従業員さんから「ゲレンデの整備中のため、ゲレンデの外を歩いてほしい」とお願いされ、東端の更に東、木々が生い茂る中を登っていきます。
ここが結構深い雪で、先頭を歩くA君は何度も踏み抜いて大変そうでした。
そんなこんなでだかだかスキー場の脇を登り、ようやく登山口に到着。
ここからはいつもと同じコースです。
山に抱かれて(登山口→火口原)
9:00 登山口から、まずは火口原を目指します。
木々の間から、既にかっこいい山肌がチラチラ見えています。
私の大好きな天狗岩も早速確認。引きの天狗岩もいいなー。
厳冬期の磐梯山は初めてのA君。聳え立つ山に圧倒されています。
雪と岩、やっぱり相性抜群ですね。
足元は雪が緩み始めていましたが、まだまだツボ足で問題ありません。
火口原が近付くにつれ、どんどん景色が開けていき、それに比例してファインダーを覗いている時間が長くなっていきます。
9:30 火口原に到着。ここ、冬限定でいいのでテント張らせてもらえないでしょうか。山に抱かれているような気分になれる、テン泊には最高のロケーションだと思うんだけどなー。
夢中で写真を撮る2人。今回は2人が写っている写真多めでお送りする記事にしましょう。
Rock of Tengu(火口原→櫛ヶ峰分岐)
9:45 火口原を通過し、稜線への急登に取り付きます。
ここでアイゼンを装着します。滑ってからでは遅いですからね。
こちらは昨年11月に登った櫛ヶ峰。太陽に照らされて綺麗です。
景色を楽しみながら、順調に標高を上げていきます。
写真を撮って、追いついて、写真を撮って、追いついて。その繰り返しです。
天狗岩とほぼ同じ高さまでやってきました。
昨年、初めて冬の磐梯山に登頂した日に初めて見てから、私は天狗岩のファンです。
スマホのロック画面も天狗岩です。
この風格漂う感じがいいんだよなー。
何枚も同じ構図の写真を撮りました。
天狗岩に魅了されながらも歩を進め、樹林帯の急登を抜けました。
桧原湖も見えています。昨年は暖冬で一部しか凍っていませんでしたが、今年は全面凍結しているようです。
櫛ヶ峰もこんなに近くになりました。
岩々しく見える櫛ヶ峰ですが、登ると表面は柔らかい土で、踏ん張りが効きませんでした。因みに、地図上に登山道はありません。
圧巻の景色(櫛ヶ峰分岐→弘法清水小屋)
10:15 櫛ヶ峰分岐に到着。
ここからの磐梯山を見るために登ってきたようなものです。綺麗ですよね。
磐梯山の山頂と並んでも引けを取らない存在感。さすが天狗岩。私が惚れただけのことはある。
これからここを歩けると思うとワクワクしてきました。
稜線は部分的に雪が解けていて、火山特有の赤土と雪解け水でドロドロになっていました。(アイゼンに泥が付いて、帰ってからの手入れに難儀しました。でもいちいち外すのも面倒だからなー。仕方ないですね。)
いい面構えです。
稜線に出てからは少し風が吹いてきましたが、それでも全然暖かいです。
最近、山での天気が良すぎて、そのうち逆に猛吹雪にでも遭うんじゃないかと怖くなってます。
この2人。お互い、ペースが同じなのか、仲がいいのか分かりませんが、ずっとぴったりくっついて歩いて行きます。相性が良さそうで何よりです。
磐梯山は、樹林帯から岩盤帯への変化が楽しい山で、飽きが来ないのが良いですね。
ここを登ると山頂手前の弘法清水小屋のはずです。
振り返ると櫛ヶ峰がもう自分より下に見えます。
もうひと踏ん張り(弘法清水小屋→山頂)
11:00 弘法清水小屋に到着。
夏限定でえいぎょうしている小屋ですが、冬は雪を掘って入口を開けることが出来れば、避難小屋として使用できるようです。今回も何名かが小屋の中に入っていました。
さあ、山頂まで最後の登りです。頑張りましょう。
空気は若干霞みがかっていて、もう春を感じさせるほど暖かいです。
桧原湖ももう1週間もすると、湖面が溶け出すんじゃないでしょうか。
A君、厳冬期磐梯山登頂まであと少し。がんば!
登頂!(山頂)
11:30 磐梯山(1,816m)無事登頂しました。
絶好のコンディション。何も大変なことがない、快適そのものの登山でした。
猪苗代湖もはっきりと見えます。こちらは凍結していませんね。
山頂には先客が数名いらっしゃいました。皆、この天気に感謝しています。
喜びに浸るA君の背中。
急降下(山頂→イエローフォール)
一通り、記念撮影を終えたので、下山することにしました。
下山は登り以上に慎重に。
あっという間に標高を下げて櫛ヶ峰まで戻ってきました。
相変わらず仲良さそうな二人。私は邪魔者かもしれません。
今日、櫛ヶ峰に登っている人はいないようです。
稜線上から火口原を覗き込みます。結構下りますね。膝が痛くならないようにゆっくり歩きましょう。
遠くに飯豊連峰を見ながら、のんびり下ります。
天狗岩にも別れを告げます。
あれは銅沼(あかぬま)でしょうか。
桧原湖。そう言えば朝、湖の隣を車で通過する際、テントを張ってワカサギ釣りをしている方がいました。
そういう休日もありだよなー。楽しそう。
何の足跡でしょうか。鹿?
デキてる疑惑(イエローフォール→裏磐梯スキー場)
火口原まで下り、そのままスキー場に向かっても良かったのですが、折角なので有名スポットを見物に。
「イエローフォール」
火山の硫黄成分か何かが反応して黄色く染まってるようです。
「うーん。思ったほどではない。」というのが正直な感想です。
でもまあ話のタネにはなるかな。
微妙だったイエローフォールを後にして、スキー場に向かいます。
辺りを山に囲まれたこの景色が楽しめるのもこの辺りまでです。
来シーズン、磐梯山はまた必ず来たいですね。絶景だらけの楽しい山です。
最初から最後までこのぴったり離れないフォーメーションで歩いて行く2人。
もしやこの2人、デキてるのか?
なんてことを考えたりもしました。
そんなこんなで、スキー場に着きました。
15:00 下山完了。お疲れ様でした。
今日も終始いい天気で、満足度が高い山行となりました。
まとめ
今回の山行では、最後尾なのを良いことに好き勝手ウロチョロしながら登りました。おかげで、普段は風景のみの写真も、今回は人が入って割といい感じにまとまったものが撮れたのではないかと、満足しています。
磐梯山は春夏秋冬、いつでも登れる山なので、是非登ったことがない方は挑戦してみてください。
ではではまた山に行ったら更新します。