※20200712磐梯山
この日、当初は山形県長井市の祝瓶山に登るつもりでした。今年の祝瓶山は道路や吊り橋工事の関係で小国町側からしか入山できないとのことでしたので、KとA君とそちらに向かっていたのですが、祝瓶山方面には分厚く黒い雲がかかり、大荒れなのが明らかでした。
そこで「今ならまだ間に合う!」と行き先を変更。A君がまだ行ったことがない、天気予報がそこまで悪くない、という2つの理由で磐梯山に向かうことにしました。が、結局こちらの天気も終始雨模様で、変更した意味はありませんでした…。
磐梯山は福島県耶麻郡猪苗代町、磐梯町、北塩原村にまたがるピラミッドのような三角形が特徴の活火山です。
南には日本で4番目に広い湖である猪苗代湖があり、ジェットスキーやキャンプを楽しめる場所として有名です。北にも桧原湖という湖があり、桧原湖湖畔の裏磐梯エリアはリゾートホテルが立ち並ぶ観光地です。
私が住む山形県からは近からず遠からずといった距離ですが、その登りやすさからは計り知れない迫力を味わうことができるため、2年前に初めて登ってから今回でもう4回目。
コースは八方台駐車場からのピストン。ここからのコースタイムが一番短かったはずです。
過去3回の内訳は秋1回、冬2回で、夏は初めてです。が、前述のとおり生憎の天気でしたので、景色はいまいち。それでも雨の山ならではの雰囲気は嫌いではないのでそれなりに楽しむことが出来ました。
ただし、カメラを一度もザックから出せなかったので、写真はスマホ&少なめです。御了承ください。)
始まりはいつも雨(八方台駐車場→弘法清水)
7:50 八方台駐車場を出発。
が、雨で写真を撮るという行為自体が億劫になり、駐車場及びそこからの登山道を一切撮影しておりません。そのため、1枚目の写真で既に「中の湯」というポイントに到着しております。(8:05中の湯に到着)
中の湯は昔は山小屋?旅館?があった場所のようで、今でも廃墟と化した建物が残っています。辺りには硫黄のにおいが立ち込めており、磐梯山が火山であることを感じられます。
ここまでの道のりはなだらかで広く、非常に歩きやすいです。危険箇所もないので、以前、秋に来たときは、小さなお子さんと手を繋いで紅葉狩りを楽しむ家族を多く見かけました。
ここからは少しだけ急になります。とは言ってもそこまで身構えるような急登ではないのでハイキング気分で歩いていきます。
しかし、最近は専らガスに好かれているようで、久しく青空を拝みながらの山登りはしていないような気がします。
道は随所に手が施されています。地元の山岳会の方々でしょうか。ありがとうございます。
元々、最短ルートを選んだこともあり、大した距離ではない今回の山行。早くも山頂まであと半分です。
雨に打たれ、風に吹かれ、飯を想う。(弘法清水→山頂)
8:45 弘法清水に到着。
ここには弘法清水小屋と言う小屋があります。宿泊はできませんが、軽食や飲み物を販売している休憩所兼売店です。
複数の登山道の合流地点でもあり、多方面から来た登山者も、ここからは一つの道を登ることになります。
小屋は人の気配が無かったのでスルーします。
この辺りから空腹を感じるようになってきました。朝ごはんはコンビニでパン、おにぎり、コーヒーを平らげたはずなのですが、体力的にも精神的にも刺激が少ない山行に気が緩み、すぐにお腹が空いてしまったのかもしれません。
山頂まで500mです。山頂からの景色に期待できないので、3人で下山後にどこで食事するかを話し合いながら、ラストスパート。
やっぱり真っ白です。仕方ありません。分かっていたことです。
下山後に美味しいご飯が食べられればいいんです。
登頂!そしてワープ下山(山頂→八方台駐車場)
9:15 磐梯山(1,816.2m)無事登頂しました。
山というのは不思議なもので、これだけ何も見えなくても山頂に着くと嬉しいですね。
山頂には片手で数えられるほどの人数しかいませんでした。「夏山なのに少ない」とも思いましだが、この天気のせいで夏山感は皆無なので、これくらいの人数が妥当なのかもしれません。
もちろん猪苗代湖は見えませんでした。
一応、三角点はタッチするタイプです。
さて、弘法清水あたりから継続していた昼食場所についての話し合いはここで採決。結果、満場一致で「成駒」に決定しました。
「成駒」は安達太良山の麓、岳温泉にある大人気の定食屋で、ソースカツ丼が名物となっています。私とKは安達太良山の帰りはここ以外で食事をしたことがないほどお気に入りのお店です。
磐梯山からは少し遠いですが、足を延ばす価値はあると思います。
山頂は風が強く、7月なのに手が悴むほどの寒さです。
昼ご飯の店も決まったことですし、さっさと下山しましょう。
せーのっ!
やーーー!
11:00 ということで無事、八方台駐車場に下山しました。
(下山中の写真が一枚もないという衝撃の事実が発覚し、初めて必殺ワープ下山をお披露目することとなりました。)
駐車場には思ったよりも車が止まっていました。そんなにすれ違った記憶はないので、皆さん車で天候回復待ちなのかな。
とりあえず、お疲れ様でした。
着替えて温泉&ご飯を求めて岳温泉に向かいます!
まとめ
下山後の食事としてはなかなかの距離で、やはり近くはありませんでしたが、途中のコンビニの誘惑に耐え、何とか空腹のまま岳温泉に到着することが出来ました。
さて、今回のメインイベント、待ちに待ったソースカツ丼です。この圧倒的なボリューム、写真では伝えきれません。是非ご賞味あれ。因みに、モンベル会員カードを提示すると 2名まで温泉卵をサービスしてもらえます。(この日は温泉卵が売り切れてしまったとのことで、ソフトドリンクをサービスしてもらいました。)
※ソースカツ丼はヒレとロースを選べますが、ヒレは人気のようで早い時間に行かないと売り切れてしまいます。また、ソースカツ丼以外にもカレーやラーメンもあるので、通い続けて色々食べてみるのも楽しそうです。
温泉はあだたら高原スキー場の駐車場脇にある「あだたら山奥岳の湯」に行きました。
この部分だけ見ると安達太良山に登った後のような内容ですね。
今回の磐梯山では開けた展望は一度も望むことはできませんでしたが、それも山なので懲りずにまた来たいと思います。
次は紅葉の時期か、冬になるかと思います。
ではでは、また山に行ったら更新します。