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Long Trail

アウトドアが好きで健康診断が苦手な山形県民の記録用ブログ

【咖喱】寒さは引き立て役(安達太良山)

※20211114安達太良山

 

はい、定期的にやってくるお馴染みの安達太良山登山です。

 

この時期ですから、山は薄っすら雪が積もって、下界より一足早く冬を感じます。駐車場ではまだ暖かい時も、登ってみたら極寒の世界なんてこともざらです。この日も相当寒く、指先が少し冷たくなる感覚を半年ぶりに味わいました。またこの季節がやってきましたね。寒さに震えながら、ただそれが何となく心地よいというか、それを求めて登っているというか、そんな感じの山行記録です。

 

勿論、例に漏れず今回も「カツ」はあります。もうこれは定番ですから、欠かすことはできないです。

 

 

 

ではでは早速行ってみましょう。

 

 

 

<行程>

奥岳登山口→くろがね小屋→沼ノ平→山頂→薬師岳→奥岳登山口(反時計回りコース)

 

 

 

過去の安達太良山の記事はこちらからどうぞ。

 

daic22.hatenablog.com

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反時計回り(あだたら高原スキー場※奥岳登山口→くろがね小屋)

 

7:45 あだたら高原スキー場※奥岳登山口を出発。

毎回この場所で悩む「どっち周りで歩くか」問題ですが、今回は反時計回りで歩くことにしました。特段、これといった理由はありませんが、山頂までを往路、山頂からを復路と捉えた時に、私は往路が長い方が好みなので、こっちを選択する方が多いです。

 

 

くろがね小屋に向かう途中、見晴らしのいい場所から山頂(乳首)が見えました。

安達太良山の記事を書く度に自分の名誉と保身のために述べているのですが、「乳首」は私がそう呼んでいるわけではなく、その見た目から名づけられたもので、読み方も「ちちくび」であり、決していやらしい意味は含んでおりません。誰ですか、さっきまでニヤニヤしていたのは。誤解しないでください。

 

 

くろがね小屋が見えてきました。

登山口からくろがね小屋までは1時間半ほどで到着します。標高もあまり上げていないので、ここまではハイキング気分です。正直、晴れている日(足元が緩くない日)であれば、スニーカーで十分のような気がします。(ただし、山は天気が急変することも多々あるので、登山靴を履くのが無難ですね。)

 

 

くろがね小屋は近々、建て替え工事の予定があり、2023年4月1日以降の営業は未定のとのこと。当初の予定では既に工事期間に入っているはずでしたが、コロナ禍の影響?で現在も営業しています。

 

 

 

カレー食べたい(くろがね小屋→沼ノ平)

 

8:45 くろがね小屋に到着。

「ここは温泉があるので入ってみたい」と何回言ったことか。入る前に建て替え工事が始まっちゃいそうです。あと名物?のカレーも食べたい。

 

 

毎回、中に入ろうか迷いながらも混雑を理由に素通りするくろがね小屋ですが、今回も同じ理由でスルー。

小屋からは少し急な登り(これまでの行程が平坦過ぎただけですが)をこなすと、「峰の辻」に着きます。ここは山頂(写真正面の乳首)に直接向かうルートと、右に折れて沼ノ平(爆裂火口とも呼ばれる)を経由するルートの分岐点です。

今回は雪がかかった沼ノ平を見たいので後者を選択しました。

 

 

A君(前)とK(後)。

結構なことですが、仲が良すぎやしませんか。ウェアとザックの色まで似てきています。

 

 

沼ノ平に近づくと猛烈な風が襲ってきました。気を抜くと峰の辻まで戻されてしまうような勢いです。

 

 

誰かから聞きましたが、「風速1mで体感温度は-1℃」となるようです。風速は10~15mはあったと思うので、顔の表面が冷たくなって、上手く表情が作れないような状態になりました。

 

 

この写真を見れば風の強さはお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

 

 

極寒の絶景(沼ノ平→山頂)

9:30 沼ノ平に到着。

この写真を撮るためにカメラを構えますが、風が強すぎて手振れが酷い。何度か撮り直したほどです。寒さで震えていた説もあるな。

 

 

風は強いですが、景色は素晴らしいです。

奥に見える白い山塊は飯豊連峰。まだ11月ですが、流石の積雪量です。6月に縦走した時の記憶が蘇ります。今度はダイグラ尾根から登ってみたいなー。

 

 

こちらはひょっこり磐梯山。ピラミダルな山容が印象的です。

 

 

風が弱ければ腰を落ち着けて写真撮影に勤しみたいのですが、これでは難しい。ここは早めに切り上げて山頂に向かうことにしましょう。

 

 

沼ノ平から離れると少し風が落ち着きました。あそこは地形的に風が集まる場所ということでしょうか。

 

 

 

次は登る(山頂→下山)

 

10:00 安達太良山(1,700m)無事登頂しました。

今回のルートで一番傾斜がきつい場所は、ここ。最後に乳首によじ登る箇所です。あまり事故の話は聞きませんが、一歩間違えると大きな事故になる可能性もありそうな場所なので、最後まで油断しないで登りましょう。

 

 

山頂から、歩いてきた沼ノ平方面を振り返る。この稜線は「牛の背」と呼ばれています。よく山で「馬の背」と呼ばれる場所は聞きますが、ここは馬よりも幅が広いということでしょうか。

沼ノ平から北に進んだところにある鉄山には、何年も登りたいと思い続けているのですが、毎回、沼ノ平のあの強風を浴びた途端に行く気が失せてしまい、まだ未踏です。「いい加減、登りたい」と、この景色を見ながら思いました。

 

下山は特にこれといった見どころを見つけられなかったので、写真無しです。

 

11:45 あっという間に下山完了です。

お疲れ様でした。

 

 

 

まとめ

 

安達太良山の記事は何度も書いているので、本当に書くことがなく、大した内容でもないのに時間がかかった記事です。たぶん前の記事あたりで「次は違うルートで登る」と宣言したような気もするのですが、くろがね小屋あたりでそのことを思い出したので、「時すでに遅し」でした。次回こそ、、、。

 

お決まりの成駒は、体が冷えていたからか、カツ丼ではなくカツカレー。あの極寒の世界から、一気にホットで幸せな世界に連れて行ってもらい、山にいた時よりテンションが上がっている自分がいました。あの寒さはカツカレーの引き立て役だったのか(めでたい解釈)。くろがね小屋のカレーも食べたいですが、私はここでもいいのかもなー。

 

 

ではではまた山に行ったら更新します。

 

 
 
 
 
 
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