【飛虫】想定外の急登(倉手山)
※20200531倉手山
新型コロナウイルス感染拡大防止にための自粛要請が解除されてから、山欲を満たすべく、毎週のように山に行っていますが、自粛期間中は自分なりにトレーニングをして体を追い込んでいた成果か、以前より余裕をもって山を歩くことが出来ています。
例年であれば、この流れで「夏はアルプスだー!」となるところですが、今年はアルプスの山小屋が7月中旬まで営業自粛、その後の営業も未定となっており、なかなか計画が立てられません。
そこでアルプスに打って変わって、この夏のメインイベントとして考えているのが「飯豊連峰縦走」です。日本全国でも屈指の山深さを誇る飯豊の稜線は、アルプスにも負けず劣らずの魅力があると思います。
今回はそんな飯豊連峰の偵察ということで、山頂から飯豊連峰を一望できる倉手山に行ってきました。
急登と虫
8:20 登山開始
事前に、標高が1,000mにも満たない山だという情報は持っていたため、正直ゆるふわハイクをする気満々でしたが、開始早々、その願望は無念にも崩れ去ります。
登山口の表示を過ぎた直後から山頂まで、ずっと急登でした。休憩できるような場所も見当たらず、ひたすら登りです。
※お伝えしたい急登の写真がないのは、それだけ余裕がなかったということかもしれません。
それに、急登だけならまだしも、虫が顔の周りをプンプン飛び回り、時々口や鼻に入ろうとアタックを仕掛けてきます。(通称プンプン虫?)
そのアタックの度に呼吸が乱され、無駄に疲れました。
想像とのギャップに苦しみながら、何とか山頂を目指します。
※右が目指す山頂です。
一気に標高を稼いだので、木々の間から見える景色も、だいぶ高度感が出てきました。
あれはもしや、飯豊山では?(間違っていたらすみません。)
ここから最後の登りです。
相変わらず、顔の周りを飛び回るプンプン虫。息が上がってきましたが、口で呼吸するようになったらおしまいです。容赦なく体内への侵入を許してしまうことなります。
山頂から飯豊を偵察
9:30 倉手山(952.5m)無事登頂!
かかった時間は1時間ちょっとでしたが、疲労感的には倍くらいの感覚です。
事前に調べた情報通り、山頂からは飯豊連峰がばっちり見えます。
飯豊連峰、一度稜線まで上がってしまえば緩やかな登山道が続く天国なのではないでしょうか。
こちらは飯豊山方面。飯豊連峰の主峰ではありますが、標高では大日岳より低いそうです。
これは有名な石転び沢の雪渓です。「飯豊の白龍」なんて言われているのも聞きました。ここは3時間くらい雪渓をひたすら直登する鬼のようなコースです。名前の通り落石も多いらしく、山形県内の登山道の中でも屈指の難易度です。
でもせっかく飯豊に登るなら、ここからがいいかなーとぼんやり考えています。
山行を振り返って
今回は夏の縦走の偵察目的で倉手山に登りました。
コースタイムだけを聞くと、なんてことない山のように聞こえますが、侮ることなかれ。足を鍛えるのにうってつけの山でした。
肝心の偵察結果は「稜線に出たら天国だと思う」です。頭がスッカラカンなのがバレますね…。
今年は、私のような飯豊に近い県の登山者だけではなく、かなり遠方から飯豊に来る登山者もいると見込まれているとのこと。アルプスに行きづらい今、行き場を求めているのは私だけではないみたいです。
偵察も終わりましたので、そろそろ本格的に飯豊縦走の計画を立て始めますか。
今からワクワクです!
ではでは、また山に行ったら更新します。