※20200315栗駒山
2020年3月15日。宮城、秋田、岩手の県境、栗駒山に登ってきました。過去2回、登っていますが、冬は初めてです。天気が悪く、カメラを一度も出せずに下山したので写真が少ないですが、冬の栗駒も悪くないなと思いました。
日本海と太平洋(道中)
栗駒山には国道47号線を通って行ったのですが、山形県から宮城県に入る直前、陸羽東線の堺田駅の隣にある分水嶺に寄りました。
「分水嶺」を辞書で引くと「分水界となっている山脈。分水山脈。」とあります。簡単に言うと「山の上にある日本海、太平洋の分岐点」です。
そこで立ちションすると、自分の小水が日本海と太平洋に流れていくという浪漫を感じることができるでしょう。(絶対にやってはいけません。)
カメラは重りと化した(栗駒高原駐車場→いわかがみ平→山頂)
9:00 栗駒高原駐車場を出発。
夏であればいわかがみ平まで車で登って行けるのですが、冬は雪で道が閉ざされているため、下の駐車場からスタートです。
風が強く、雪も降っていたため、カメラはザックに入れました。この後、下山まで一度も出しませんでしたので、無駄に重いザックを背負っての山行となってしまいました。(そうは言っても撮りたくなった時にカメラが無いという事態は耐え難いので、今後もどんなに悪天候だとしてもとりあえず持っていくことになると思います。)
9:45 いわかがみ平に到着。
九十九折の道路をひたすら歩くのはなかなか退屈で、ここに来るだけで結構疲れました。
天気も悪いので、山頂まで最短で行ける中央コースで行こうと思いましたが、先行者がおらず、みんな東栗駒山コースから登っているようです。
ということで、前倣え!笑
いわかがみ平から上は遮るものが少なく、厳しい風に晒されます。
特に山頂直下は、積もった雪を巻き上げて5メートル先も見えない、絵に描いたようなホワイトアウト。山で視界を奪われる、なかなかの恐怖感でした。
夏は初心者向けとして多くの人が訪れる栗駒山も、冬は表情が全く違います。冬山を舐めちゃいかん。
下山開始は天気好天の合図(山頂→栗駒高原駐車場)
11:00 栗駒山(1,627m)無事登頂!
2時間くらいで登頂したいと思っていたので、何とか目標達成ですね。
ここまで一度も晴れることはありませんでしたが、風の音だけの世界も案外良いもんです。
記念に1枚。(ポーズのネタ切れが深刻です。誰かいいポーズを教えてください。)
強風のせいでコーヒーを淹れることができず、写真を撮ったらノンストップで下山開始です。
でもなんかさっきより遠くまで見えるような…。
はいはい、出た出た。下山始めたら急に晴れてくるやつ。
慣れてるよ。慣れてるんだけど、やっぱりちょっと悔しい。
栗駒山は山頂へのラストスパートのところだけ少し急になりますが、そこ以外は傾斜が緩やかでのんびり歩くことが出来ます。
でも背の高い木々が殆どないので、景色が開けています。歩いていて楽しい!
と油断をしているからこういう穴に嵌ってしまうんですね。
穴が深くて足が下まで届かず、結構焦りました。
いわかがみ平を過ぎると、登りで退屈した道路歩きです。
空が高くなったからか、登りより気分が良い。
ついさっきまでのホワイトアウトが嘘のように風が止み、穏やかで優しい山になりました。
駐車場に着く頃にはこの青空。
お疲れ様でした。
まとめ
暖冬、少雪と言われ続けた冬でしたが、山はしっかり雪山でした。山の春はまだ先のようです。
3月は雁戸山と、この栗駒山の他にもう1回くらい山に行きたかったのですが、仕事で土日が潰れてしまって行けませんでした。
そんなこんなでうかうかしていたら新型コロナウイルスが流行り始めて、そもそも外出しづらい雰囲気になってしまいましたね。
でも山なら3密(密集、密閉、密接)のどれにも当てはまらないはず。
今月も健康第一で山に通いたいです。
ではでは、また山に行ったら更新します。
※またまた見つけた「死後さばきにあう」
なかなかのパワーワードです。