※20210515一切経山
前回の燕岳から1週間。今回はKとA君と3人で一切経山に登りました。
「一切経山」は昨年、SNSで何度も目にした山で、山頂から眼下に望む火口湖「魔女の瞳」が有名です。サクッと登れて綺麗な景色が見えるので、幅広い年齢層に登られているようです。
ハードな山行はもちろん燃えますが、ゆるふわ登山好物です。
ではでは早速行ってみましょう。
※一切経山:吾妻連峰を構成する山の1つで、現在も火山活動をしている活火山です。珍しい名前の由来は、昔の偉い人が仏教の一切経を山に埋めたという伝説による(by Wikipedia)とのこと。火山活動の影響で植物は少なく、植物が生い茂る隣の東吾妻山とは対照的です。
<行程>
浄土平→酸ヶ平→一切経山→酸ヶ平→鎌沼→浄土平
白煙昇る(浄土平→酸ヶ平)
一切経山に登る場合、多くの方が浄土平から登ると思います。私達も例に漏れず、浄土平からスタートします。
浄土平は磐梯吾妻スカイラインの中間地点にあり、既に標高は1,600mほどあります。一切経山への登山はもちろん、吾妻小富士という小さい富士山型の山(そのうち写真が出てきます)にも登ることができます。吾妻小富士は登山というよりは観光で歩いている人が多いとのこと。(私、まだ登ったことがありません。)
ここに来る道中は火山帯の中に切られた道路を通るのですが、「ここは火星か?」と思うような異世界観を味わえました。(その写真を撮っておけよというツッコミは甘んじて受け入れます。)
駐車場はかなりの台数分がありますが、登山客だけでなく、ドライブ・ツーリング客が大勢やってくる場所で、あっという間に埋まってしまうので早めの到着をお勧めします。
7:20 登山開始。
浄土平は一帯が湿原となっていて、奥に見える火山らしい山容との対比が面白いです。
浄土平から一切経山の山頂まで標高差は400m弱。ゆっくり登ってもすぐに着いてしまいそうです。
さすがは活火山。もくもくと白煙が湧き出ています。
A君の後ろ姿から、夏山が着実に近づいていることを感じます。
振り返ると、先ほど話題にした吾妻小富士が見えます。確かに小さな富士山という説明がぴったりですね。
道は雪が残っていますが、傾斜が緩いため、特に難儀することなく歩けます。
君の名は?(酸ヶ平→一切経山)
8:00 酸ヶ平避難小屋に到着。
あっという間に山頂までの最初で最後のチェックポイントです。
避難小屋からは後で向かう予定の鎌沼が見えました。あの沼の周囲を歩けるようです。
過ごしやすい気温の中、心地よい風が吹いています。絶好のハイキング日和。
避難小屋から5~10分間程度、少し急になった斜面を登ると再び吾妻小富士が顔を出しました。
駐車場から10分程度、木の階段を登ると直径約500mの火口のお鉢に立つことができ、約1時間でぐるっと1周歩くことができるようです。
※今回は木の階段の改修工事中で登ることができませんでした。私はまだ登ったことがないので次回は是非登ってみたいと思います。
「君の名は」っぽい。
そんなこんなでのんびり歩いているのですが、それでももうそろそろ山頂のようです。気付けば、足元が随分と火山らしく変わっていますね。
欧州の女(一切経山→鎌沼→浄土平※下山)
8:30 一切経山(1,949m)無事登頂しました。
山頂はかなり広く、ピークハント感は薄いです。
そして、山頂から少し先に進むと、、、
ありました。これが噂に聞く「魔女の瞳」ですか。確かに美しいです。(正式には「五色沼」というらしいです。)
青い目の魔女、きっとヨーロッパの方でしょうね。
蔵王のお釜によく似た色をしています。
それにしても、登山開始から1時間程度でこの景色が見られるとは。そりゃあ人気があるわけだ。
魔女の瞳から目をそらすと、白い山塊が視界に入ってきました。「飯豊連峰」です。
山形県に住んでいながら、何だかんだで登る機会がなかった飯豊ですが、今年は挑戦してみようかと思い、鋭意計画中です。
山の先輩グループは山座同定を楽しんでいるようです。
魔女の瞳を後にして鎌沼に向かいます。
今回もKとA君はべったりくっついていて、私は蚊帳の外です。
鎌沼の周りの雪はこの陽気に、堪らず崩壊し出していました。(鎌沼の全体を写す写真を撮っていないことに、帰宅してから気付きました。ちゃんとしたブログを書く気がないのがバレてしまいますね。)
鎌沼を過ぎると吾妻小富士を正面に、駐車場に下っていきます。
相変わらず山は白煙を吐き出し続けています。
11:20 下山完了。お疲れ様でした。
まとめ
初めての一切経山。ハイキングのようなゆるふわコースで楽しかったです。
写真は浄土平のレストハウスで購入した「山塩ソフトクリーム」なんですが、普通のソフトクリームとはプラス50円の価格差がありました。てっきりどこかのこだわりの塩でも配合されているのかと思いましたが、普通のソフトクリームに、最後、普通の塩を振りかけられただけでした。なんか損した気分になりました。美味しかったです。許します。
ではではまた山に行ったら更新します。