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アウトドアが好きで健康診断が苦手な山形県民の記録用ブログ

【雪桜】迫力の大氷柱と満開の雪桜(蔵王仙人沢アイスガーデン※氷瀑)

※20210307蔵王仙人沢アイスガーデン※氷瀑

 

今回は私としては珍しく、ピークハントを目指さない山行です。

行った場所はと言うと「蔵王仙人沢アイスガーデン」。そう、氷瀑です。

去年の冬くらいに、インスタでフォローしている方の投稿で知ったこの場所です。実のところ、つい先日までは興味がありませんでしたが、あの人気番組「世界の果てまでイッテQ」でイモトさんと天国ジジイさんがアイスクライミングのロケで訪れ、その放送が3/7にあるという番宣を見た瞬間に「自分も行ってみたい」という気持ちに。自分の中にこんなにもミーハーな要素があったとは。新たな発見です。

※実際にその放送を見ましたが、今日行ってきた場所がテレビで取り上げられるのはワクワクしますね。行ってよかったです。

 

因みに今回は午後から予定があったので氷瀑だけを見て帰ってきましたが、そのまま刈田岳や熊野岳まで登って御釜を眺めるプランが理想的かと思いました。

 

では早速行ってみましょう。

 

 

<行程>

蔵王ライザワールドスキー場→仙人沢アイスガーデン※帰りはピストン

 

 

 

前回の山行の記事はこちらからどうぞ。

daic22.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

冷えた朝(蔵王ライザワールドスキー場→スキー場頂上)

 

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6:30 登山開始。

放射冷却現象でキンキンに冷えた朝。準備がなかなか進みませんが、午前中のうちに帰宅しなければいけないので、あまりだらだらせずに出発します。

 


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今日の行程の殆どはゲレンデ歩行です。歩きやすいのはいいんですが、同じ筋肉だけが刺激されるので意外と疲労がたまりますよね。

 

 

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振り返ると雪化粧した朝日連峰が見えました。

中央が主峰の大朝日岳、右端は朝日連峰最北の以東岳でしょうか。ずっしりとした山容が印象的です。

 


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今日は月も見えていますね。

 


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まだスキー場のオープン時間までは時間があり、誰もいない静かなゲレンデを黙々と登っていきます。

 


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歩いているゲレンデは熊野岳や刈田岳の陰になっていてまだ日は当たっていませんが、下界には日が当たり始めましたね。

 


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そして、遠くには巨大な山塊が。

あれは飯豊連峰です。ここからは朝日連峰と比べてだいぶ距離があるはずなんですが、負けず劣らず、凄まじい存在感です。

 


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後ろばかり向いているといつまでも着きそうにないので、ぼちぼち進みましょう。

 


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お、ご来光です!

 


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夜中の寒さでカリカリになったバーンに温かい光が当たりだしました。

太陽光に当たると力が漲るような気がするのですが、これは私だけではないはず。

 


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7:00 スキー場のトップに到着。

ソロということもあり、思ったよりも早く到着しました。

 

 

 

沢に下りる(スキー場頂上→氷瀑


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ここからは北に進路変更、バックカントリーに入ります。

と言っても、はっきりとしたトレースがついていますね。初めての場所なのでこれは心強い。

 


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少し進んだところで、沢に向かって下り始めます。

割と急な下り坂に見えたので、ここでアイゼンを装着しました。滑ってからでは遅いですから、安全第一で進みましょう。

 


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正面に朝日連峰が見えるいい景色です。

 


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トレースがついていますが、カチカチに凍っているのでアイゼンをしっかり効かせなければいけません。

 


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霧氷のトンネルです。下りなので、特に足元に注意しなければいけないのですが、気を抜くといつの間にか視線が上の方に向かってしまいます。

 


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ん?もしやあれが?

霧氷の間から目的地っぽいものを見つけてしまいました。

 


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沢まで下りてきました。

※因みに、「仙人沢」の名前の由来は「昔、仙人が住んでいたから」だそうです。捻りなしの直球な由来でした。

 


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沢沿いを少し進むと到着です。

 

 

 

満開の雪桜(氷瀑


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7:30 蔵王仙人沢アイスガーデン無事到着しました。

写真の腕が残念なほどないのでうまく伝えられないですが、かなりの圧を感じるほどの迫力です。

 


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写っている先行者の方に話を聞くと、毎年来ているそうですが、今年は時期が遅いのでもう解け始めていて小さいとのこと。

これでも小さいとは、ピークの姿をぜひ見てみたいものです。

 


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直下まで来てみました。

滝壺まで繋がっている「大氷柱」は県内有数のアイスクライミングスポットですが、やはり解け始めていて氷が脆くなっていることもあってか、今日は誰も登りには来ていませんでした。(時間が早かっただけかな?)

 


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先行者の方から中を潜れると聞いて、恐る恐る入ってみることに。

 


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内側は氷が解ける音が響いています。これを進むのはなかなか勇気がいります。

 


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しかし、氷の中の青い世界は言葉では表現しがたい美しさがありました。神聖な場所のような雰囲気を感じます。

 

 

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青い世界に長時間いるのはリスクが高いと思ったので、なるべく振動を起こさないように、ただなるべく早足で反対側へ。

 

 

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すると、上にすごく目を引く光景が。

 

 

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霧氷に太陽の光が当たり、桜が咲いたように輝いています。

日が当たらなく暗い滝壺から見上げたからでしょうか。視線が釘付けになるほど心惹かれました。

 

私としては氷瀑よりもこれが見られたことがこの山行で一番の収穫でした。それくらい良かった。

 


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大氷柱と雪桜。

 


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大氷柱の高さは約30m。ビル10階建てに相当します。

見上げていると、私もこの壁に挑戦したい気持ちが芽生えてしまいました。登り切った時の達成感を想像するだけでニヤニヤしますね。アイスクライミングしてみたいなー。

 

 

 

後ろ髪を引かれる(下山)


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8:00 もう少し写真を撮っていたいのですが、午後からの予定もあるのでそろそろ帰ります。後ろ髪を引かれる思いで帰路につきます。(短髪なので引かれる髪はない)

次はピークの時に来たいです。

※写真は大氷柱ではなく、お隣にある左又沢の滝です。こちらも立派。(大氷柱があるのは右又沢。では仙人沢ってどこなんでしょう?2つ合わせてそう呼ぶのかな?)

 


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来た道を戻るとなると結構な急登ですし、トレースもあるので、斜めにトラバースしながらゲレンデに戻ることにしました。

 


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霧氷も樹氷もメカニズムは同じなんでしょうか。知っている方、教えてください。(ググるほど気になってはいない)

 

 

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カニズムはどうであれ、青と白のコントラストは晴れた冬の好きな景色です。

 


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朝と比べてだいぶ温かいです。

 


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ゲレンデに戻ってきました。奥の飯豊は相変わらずの威圧感です。

 


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あとはゲレンデを下って終了です。

 


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8:45 下山完了。お疲れさまでした。

 

 

 

まとめ

冒頭にも書きましたが、今回はピークハントを目指さない山行でしたが、やはり山の魅力は頂上だけにあらず。氷瀑の迫力に圧倒されたのは言うまでもありませんが、それ以上に心に残った「雪桜」。思いがけない絶景を見ることができ満足です。

 

ではではまた山に行ったら更新します。

 

 

 

 

 
 
 
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