※20210627岩手山
前回の飯豊縦走から2週間。疲労も回復し、また山に行きたくなりました。
ということでいつもの2人に連絡して日程調整。適度に歯ごたえを感じられる山を、と選ばれたのは岩手山でした。
ちょっと家から遠いですがA君が運転してくれるというので、私は助手席でお休みなさい。(運転してもらっているのに、人道的に良くない!と帰ってきてから自分でも思いました。でも今回は本当に眠過ぎて、、、すみません。)
ではでは早速行ってみましょう。
<行程>
馬返し登山口→八合目小屋→山頂(下山は来た道をピストン)
具合悪い(登山口→八合目)
おはようございます。時刻は8:00、良好な天気の中、歩き始めて1時間です。
やっとこさ、周りの木々が低くなってきました。
え?何故、登山口からの写真がないのかって?
そうですよね、気付きますよね。読んでくださっている方々に謝らなければならないのですが、思いっきり体調不良で全く余裕がなく、ブログのことなんて頭にないんですよね今回、、、。
というのも、前日、新しいPCの部品が全て届いたので、先輩に教えてもらいながら組み立て作業を楽しんでいたらいつの間にか夜が更けてしまい、全く睡眠がとれない状況でA君のお迎えが来てしまいまして、、、。車中で寝させてもらったのですが、なかなか良質な睡眠とはいかず。また、途中のコンビニで朝食におにぎりやらパンやらドーナッツやらを買ったのですが、ドーナッツに手を付ける前から満腹感があった中、無理やりドーナッツを詰め込んだところ、胃がもたれてしまいました。
そんなこんなで「強烈な寝不足」と「強烈な胃もたれ」の強烈Wパンチがスタート前から私を襲っており、やっと写真を撮ることを忘れているのに気付いたのがこの写真を撮った場所でした。
という事情により、いつものペースで歩くこともできず、今日は2人から完全に置いていかれる飯豊とは逆の展開です。
かく汗もベトベトな脂汗で、風を浴びても、いつものような気持ち良さを感じることができず、熱で寝込んでいる時のポカリスウェットを飲んだ時のような感覚です。良いんだけど良くない、みたいな。(この表現は伝わらないですよね。でもそんな感じなんです。)
2人からは完全に置いていかれ、話し声すら聞こえなくなってしまいました。
冗談抜きで「1歩進んで5秒休む」くらいのペース。きつい。
後ろから来た70代くらいのおじいさんからも追いつかれるへっぽこっぷり。
流石に抜かれたくなかったので、暫くはかなり必死で歩いて並走しましたが、軍配はおじいさんに挙がり、ただただ余計に体力を失う結果となりました。
おじいさんの背中も見えなくなって悲しくなりながら歩いていたら八合目に到着しました。
鬼(八合目→山頂)
9:30 八合目小屋に到着。
だいぶ前から小屋の前で休んでいる2人に「早く山頂に行こう」と尻を叩かれ、体力ゲージは底をついたままリスタート。お前らは鬼なのか。
「鬼」は伏線のつもりでも何でもなかったのですが、こちらは八合目の分岐の南(山頂=お鉢は北)にある鬼ヶ城です。
八合目以降は火山特有の歩きづらい砂地で、更に私に追い打ちをかけてきます。
岩手山に来る度に湧いてくる鬼ヶ城コースへの好奇心も、今回は余裕がなくて、この景色を見ても何の感情も生まれません。
お鉢まで登ってきました。
お鉢の中心には妙高岳(写真左側)がありますが、登山道はあるのでしょうか。
お鉢に上がるまでは砂地で歩きづらいですが、いざ上がってしまうと固い地面に変わるので、既に風前の灯火の私でしたがなんとか歩けそうです。
毎回撮影する石像。いまだ、これが何なのかは分かっていません。(毎回、下山する頃には忘れ去ってしまい、調べられていません。ん?この記事を書いたおかげで、下界でこの石像を思い出したので調べてみるかー。。。(面倒くさい))
雲の背が高くなる季節になりました。
山は怖い(山頂→下山)
10:30 岩手山(2,038m)無事登頂しました。
過去4回、岩手山に登っていますが、間違いなく一番厳しいコンディションでした。とても疲れた。何度も「もう下りたい」と思いましたが、下りるためにも自分の足で歩かなければならないんですね、山って怖いです。
飯豊は多くの雪が残っていたので残雪期感がありましたが、こうして見ると、山ももう夏ですね。
山頂で少し腰を下ろして休憩したので、下山できるくらいには回復できました。
とは言え、間違いなく疲労は感じているので、慎重に下山を開始します。
さっきより鬼ヶ城への興味が大きくなっています。やはり人間、心身のゆとりがあるかどうかで全然違います。
奥に見えているのはおそらく秋田駒ヶ岳。ムーミン谷もまた歩きたいな。
お鉢を下っていて思い出しましたが、ここは数年前に熊と遭遇した場所ですね。
怖いと感じる前に走り去ってくれましたが、運が悪かったら大変な事態になっていました。
下山は登ってきた道をピストンで帰りました。
もちろん体力的には登りより楽でしたが、「早くゆっくり休みたい」という気持ちが強過ぎて、お見せできるような写真を撮っていませんでした。ということで今回の記事はこれで終了です。御了承ください。
まとめ
今回の岩手山登山は「山を舐めるなおじさん」の大好物のような登山になっていましました。確かに自分でもこれはひどいと思います。
次の山行は安全のため、楽しむためにもしっかり準備したいです。(写真は下山後、狙っていた岩手の店が中休みに入ってしまったために、山形まで帰ってきて食べた夕食です。これも体力づくり、ひいては山のため?です。)
ではではまた山に行ったら更新します。