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Long Trail

アウトドアが好きで健康診断が苦手な山形県民の記録用ブログ

【修行】三拍子揃った山行(早池峰山)

※20200815早池峰山

 

先週、盛大に寝坊をかましてしまい、訪れることが出来なかった早池峰山。今回はちゃんと起きて行ってきました。

早池峰山岩手県のほぼ真ん中に位置している日本百名山で、今回使用した小田越コースは、最初は樹林帯、抜けるといきなり岩稜帯と変化を楽しみつつ、2時間程度で登頂できる楽しい山です。

ただ、今回は笑ってしまうほどの悪天候で、なかなかハードな山行となりました。

 

※なお、今年の6月に来た際は自家用車の進入制限を調べていなかったために、酷い目に遭いました。(詳細は下の記事をどうぞ)

daic22.hatenablog.com

 

 

では早速行ってみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

荒天は好転せず(河原坊駐車場→山頂)

 

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9:30 河原坊駐車場を出発。

御覧の通り、濃いガスの中です。

最近、お天道様に見放されているような気がします。何か悪いことでもしてしまったのでしょうか。

 


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9:55 アスファルトを歩き、小田越登山口に到着。

6月はここまで来てタイムアップ。車で河原坊までは入れることでこんなにも時間に差が出るとは、、、

文明の発展は素晴らしいですね。

 


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今回はKと一緒です。

Kの格好を見ると夏を感じるかと思いますが、この日はめちゃくちゃ寒かった。弱い日差しに強い風、Kにはもう1枚着ることを勧めましたが無視されました。

 


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小田越から登山道に入ると樹林帯が始まります。

雨が降ったら川になりそうな登山道ですね。

 


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あっという間に樹林帯を抜けて1合目です。

 


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樹林帯を抜けると道はこんな感じ。

歩きやすく、特に目立った危険箇所はありませんが、雨で岩が濡れたら少し注意しないといけないですね。

 


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梯子が出てきました。傾斜は緩く、高度感はあまりありません。

ただ、この辺りから風と雨が強さを増してきました。

 


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私が登り終えて、Kが登り出した頃には完全に暴風雨になってしまいました。

急いでレインウェアを着ますが、既にびしょ濡れです。風邪引きそう…

 


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「剣ヶ峰分岐」まで来ました。私は山頂方面にしか行ったことがありません。

 


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分岐の先は、もう殆ど登りません。歩きやすい木道などを進んでいくともうゴールはすぐそこです。

 

 

 

身の危険(山頂→避難小屋)


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11:30 早池峰山(1,917m)無事登頂しました。

暴風雨が更に酷くなって来て、一眼レフは完全にただの荷物になっています。

 


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山頂には誰もいませんでした。

そう言えば、登っている途中にすれ違った団体さんの1人から

「グレートトラバースの田中陽希さんは今日、早池峰山に登るはずだったけど、天気が悪過ぎて危険だから明日に延期したらしいよ。」

と教えてもらいました。

確かに立っていられないような風と、その風に流されて真横に降る雨、そして濃い霧で視界も良くない。危険な要素が詰まっています。

 


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過去2回、早池峰山に来た際は見向きもしなかった避難小屋でしたが、この天気ではお世話にならずして生きて帰れるかどうかも怪しい。初めて中に入らせてもらました。

 


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中にはもちろん誰もいませんでしたが、雨風は凌げるだけでだいぶ気持ちが軽くなりました。

小屋に入った当初は雨が弱まったらすぐに下山しようかと思っていましたが、なかなか弱まらないので長めに休憩することに。

 

1時間くらいカップ麺とコーヒーで体を温めて体力を回復。少し雨が弱まったタイミングを見計らって小屋を出発し、気を付けて下山しました。お疲れ様でした。

 

 

 

まとめ

今回は強風、豪雨、霧、という悪条件が三拍子揃ってしまった登山でしたが、何とか無事に帰って来られました。

途中で引き返してくる人も多く、早池峰山に持っていたイメージとは大きくかけ離れた、なかなかスリリングな山行でした。というか、もはや山行ではなく、「修行」の要素が強かったように思います。強いメンタルが身に着いたらいいなー。

兎に角、無事でよかったです。

 

ではでは、また山に行ったら更新します。

 

 

 

 
 
 
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