※20200620早池峰山(登山口まで)
先々週に岩手山に行ってもまだ飽き足らず、またも岩手に行ってきました。
今回は北上山地の最高峰、樹林帯から岩山への急激な変貌が特徴の、こちらも日本百名山の1つである「早池峰山」です。
花の百名山にもその名を連ねており、固有種が5つもあるという何とも貴重な山です。(ハヤチネウスユキソウ、ナンブトウウチソウ、ナンブトラノオ、ミヤマヤマブキショウマ、ヒメコザクラの5つだそうです。1つも聞いたことありませんでした。)
昨年は5月に訪れており、まだ高山植物には早かったので、今回は見ごろではないかと期待大。
が、タイトルで分かると思いますが、登れませんでした。
どういうことか、理由は続きをお読みください…。
下調べって大事なんだなー。
まさかのアスファルト行軍
9:50 峰南荘前駐車場を出発。
この時点で私(とK)の予定は大幅に狂っています。
私の計画ではこの先の河の坊キャンプ場までは車で登ってしまって、小田越登山口から「サクッと登頂、ゆるふわ登山」を敢行しようと考えておりました。
しかし、この季節は混雑が想定されるため、マイカー乗り入れが規制(今年は6/14~8/2の土日祝日5:00~13:00)されているらしく、シャトルバスでのピストン輸送が行われているとのこと。仕方がないので、シャトルバスに乗るかと、駐車場にいた誘導のおじさんにバスの時刻を確認すると、「コロナウイルス感染拡大防止のために運休」という衝撃的な返答が…。
ちょっと待てよ。去年、ここから河の坊キャンプ場まで、車でも結構かかったぞ。
軽く1時間、いや、それ以上かかるな。
ただ、行くか行かないか悩んでいる時間がもったいないので、腹を決めてアスファルト行軍のスタートです。
まさかこんなことになるとは。私はアスファルトを歩くために早起きをしたのではありません。
しかも、雨が降ってきて、カメラを出したり閉まったり。(まあ、道路なのであまり見所もなかったのですが…)
唯一、心拍数が上がったのは鹿を見つけた時だけだと思います。
タイムアップ(登山口→駐車場)
11:40 小田越登山口に到着。
本来であればここからがスタートですが、既に2時間、ローテンションで道路を歩いてきたため、もはや登る気力はなく、着いた瞬間に帰ることを決めました。
昨年のペースを考えると、ここから1時間半くらいで登頂できるので、十分に時間はあったのですが、この時はそんな気にはなれませんでした。
※写真は、登山口と疲れ切ったKです。
ザックも疲れ果てたのか、自立することをやめました。
早池峰山では貴重な高山植物を守るため、携帯トイレを持った山行を呼び掛けています。(写真の右にある白っぽい箱は携帯トイレのゴミ箱です。)
12:10 登山口で少し休憩した後、アスファルト行軍後編のスタートです。
山頂はガスの中ですが、正面の早池峰山に別れを告げます。
事前に調べなかった私が悪いのは分かっているんですが、この看板が憎いです。
去年はこの駐車場に停めました。
せめていい写真を撮りたい!ということで、Kと被写体を探しながらあーでもないこーでもないとシャッターを切りましたが、全く収穫無し。
良い被写体がなかったということにしてください。
小さな滝は結構ありましたが、三脚を立てる気力もなく。。。
13:30 下山完了。
即、Google先生に教えてもらった東和温泉(入湯料600円)に行って汗を流し、山形に帰りました。
山行?を振り返って
山行を振り返りたくとも、そもそも山行ではないので、何も思うことはありません。
唯一、学んだことは「事前の下調べは入念に」ということです。
ではでは、また山に行ったら更新します。